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私が体験した恐怖
お化けに実際に合ってしまった
ある夏の夜、いつもの職場からの帰り自転車で帰っていると
遠くの方で奇妙な動きをしているものがいました。
初めはランニングをしている人かなと思ったのですが、それにしては左右に異様なまでに揺れすぎている。
何かおかしい...
自転車で少しずつ近付いていくと更におかしな事に
人型なのはわかるのだが、頭がある位置に無いのだ...頭が どうしても頭部がない
しかもなんか大きな袋を持っている様に見える
一瞬夢でも見ているのかと自分を疑って一度自転車を止めてみたのだが、夢ではなく紛れもなく現実だった。
左右に大きく揺れながら大きな袋を持っている”それ”の向こうに自分の家がある。
どんどん変な妄想が膨らんでいく、なんか怪異にでも合ってしまったのではないか
通勤の帰りを狙っているのではないか?
心臓の鼓動がどんどん早まるのを感じるが”それ”を追い越さないと自分の家に帰る事は出来ない。
本当に心臓が爆発するのではないかと思うくらい恐怖でバクバクなっているそんな事とは関係無くどんどん自転車は近付いていく
真後ろまで来ても全く何か分からなくて恐怖は頂点に達した が ここまで来たら仕方ない正体を見るしかない!!
そう思い通りすぎ様に振り返って”それ”を見た
なんと”それ”の正体は”背中が曲がった近所のオジちゃん”だった
後ろからでは全く確認出来なかった頭がしっかりあり、大きな袋は多分普通にゴミ袋だった。
夏の夜7時頃でまだ比較的見える時間帯だったのにあそこまで正体が解らず恐怖したのは初めてで、今思い返すと面白いが当時は相当に恐怖を覚えた。
相当悪い言い方をしてしまったが、近所のオジちゃんすみません🙇
人は疲れていると相当変なみ間違えをするのだなと思いました。